新型コロナの影響を受けて、社会の変化がすさまじく進んでいるのを感じます。従来の社会を支えていた価値観が、がらりと根底から見直されようとしています。
職場での働き方も例外ではなく、柔軟に対応していかざるをえない状況です。今まで通りのことが叶わなくなって、不安や不満、嘆きの言葉がふと口をついて出るのも無理はないと思います。
ただ、現在ある問題点を指摘して、「昔はこれでうまくいっていたのに・・・」と嘆いてばかりいても、事態は何もかわりません。できれば、前を向いて一歩踏み出して、その状況が良くなることに目線を合わせて、これからの「最適な状態」を考えていきたいですよね。
従来のやり方では合わないと思ったら、柔軟に方向転換して、今までと違う形態を試してみる。そして少しずつ修正を重ねながら、自社オリジナルの働き方、人材マネジメントが出来上がっていきます。変化のときには、今までとはまったく違う観点から検討することが大事になってきます。
そこで、職場でのこれからの働き方を考えるにあたって、最初のステップを踏み出すヒントになりそうな、過去記事をテーマごとに下記へピックアップしてみました。いまの混とんとした状況下において、職場ですこしでも快適に、効率よく仕事ができるよう、参考になりましたら、とてもうれしく思います。
在宅勤務・テレワーク関連
在宅勤務をはじめとするテレワークを導入するには、セキュリティや労務管理の面でハードルが高いと思われることも多いかもしれません。運用のポイントは、会社と社員の間で普段から「信頼関係が築けているかどうか?」にあります。また、適切な労働時間マネジメントを行うとともに、テレワークで「やる仕事」「やらない仕事」の事業仕分けも必要となってくるでしょう。
休業手当の対応
今般の新型コロナだけでなく、近年は台風や大雨によって、川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべりなどが発生し、生活や生命が脅かされるような「災害」が頻発しています。
そんな非常時において、事業継続や早期再開に向けて、社員の勤怠と賃金の支払いをどう考えるとよいのかについて書いています。
時差出勤の運用
突発的な自然災害や、今般の新型コロナのようにこれまで想定できなかった事象が発生したときには、混雑した電車等での通勤が、社員に思わぬ負担を強いるケースもありえます。社員にかかる負担を軽減し、事業を継続していくには、「普段なら当たり前の通勤」を見直さなければならないかもしれません。時差出勤の検討も視野に入ってきます。さらに柔軟な方法としては、毎日の出社や退社の時刻を社員自身に自由に決めてもらう、といったことも考えられるでしょう。
フレックス勤務関連
通勤電車での混雑を避けて、自分のパフォーマンスが最も上がると思うときに社員が出勤して働けるよう、フレックスタイム制の導入を考えるケースも多いと思われます。ですが、いざ検討の段階になると、「自由すぎる制度なので、企業として一体何に気を付けなければいけないのか?」と戸惑われることもあるのではないでしょうか。自由度が高い働き方だけに、勤怠関係や年休のマネジメントがポイントとなってきます。
ウィズコロナ時代に働き方の柔軟性を高めるにはー寄稿記事のご紹介
通本稿では、通勤の選択肢を増やす施策の具体例やこれからの通勤手当のあり方などについて、詳しく解説しています。ご参考になればうれしく思います。
(下記のリンクをクリックしていただくと、当該記事をお読みいただくことができます。)
これからの働き方を考えるーコンサルティングのご紹介
昔もいまも大切にしている設立の企業理念は変わらなくても、仕事のやり方や方法は時代や環境で変わっていきます。今般の新型コロナウィルスの影響もあって、職場での働き方も柔軟なスタイルを検討していかなければなりません。とはいえ、一概に「柔軟なスタイル」といっても、その企業にマッチしたものでなければ会社の成長、業績の伸びにはつながりません。
当事務所ではコンサルティングを通じて、経営者の考え方や価値観、社風を大切にしながら、社員のチカラを育て、会社を伸ばす仕組みづくりを全力でバックアップいたします。
■この記事を書いた人■
社労士事務所Extension代表・社会保険労務士 高島あゆみ
「互いを磨きあう仲間に囲まれ、伸び伸び成長できる環境で、100%自分のチカラを発揮する」職場づくり・働き方をサポートするため、社会保険労務士になる。150社の就業規則を見る中に、伸びる会社と伸びない会社の就業規則には違いがあることを発見し、「社員が動く就業規則の作り方」を体系化。クライアント企業からは積極的に挑戦する社員が増えたと好評を得ている。
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