先日、中小機構 近畿 D-egg(同志社大学連携型起業家育成施設)さま主催「会社が伸びる就業規則の作り方 7つのポイント」セミナーに登壇しました。
現場のマネジャーさんの一番の悩みは、
「営業部の〇〇と管理部の××の折り合いが悪くて調整が大変だ」
「メンバーにやる気がなくて動かない」
「何か言うとすぐ辞めてしまう」
・・・といったヒトに関する問題です。
けれどあらゆるビジネスチャンスは人を通じてやってきます。
ヒトがモノを作って、それをお客さんのところへ行って売り、お金を生み出すからです。
ヒト・モノ・カネといいますが、この順番が大切です。
ですから会社を伸ばすには、社員のチカラを業績に結びつける必要があります。
ではどうやって社員のチカラを引き出せばいいのでしょうか?
そこで役立つツールが就業規則です。
就業規則といえば、「法律で決まっているもの」「学校で言うところの校則みたいなもの」と思っている人が多いので意外かもしれません。
実は、就業規則には労務管理にまつわる法律、労働時間・休日・賃金といったマネジメントの仕組み、つまり人材マネジメントに必要な要素がギュッとつまっています。
せっかく就業規則をつくるなら、会社を伸ばすために活かしたいものですよね。
一方で「就業規則はコピペでいいんじゃないのか?」といった声もあるかもしれません。
確かに安全衛生や災害補償などについては、ホワイトカラー職種であれば、どの会社でもやるべきこと(健康診断など)に差異はあまり見当たらないので、コピペでも構わないでしょう。
けれど絶対コピペにしていけないのが「就業規則の7つのポイント」についてです。
この7つのポイントはそれぞれの会社の実態に合わせて、人材マネジメントを考える必要があります。
ここをコピペにしてしまうと、マネジメントの仕組みが硬直化してしまい、たとえばムダな残業など生産性は下がってしまいます。
会社を伸ばすには、人が制度に合わせていてはダメなのです。
セミナーではこのあたりについて、詳しくお話しさせていただきました。
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セミナー前日の京田辺市は集中豪雨、落雷で最寄りのJR学研都市線が運休するほどだったそうです。
当日は打って変わって、お天気すぎるほどの照り付けるような太陽の日差しと暑さ。
晩夏とは思えない37度近い猛暑のなか、セミナーへお越しくださったみなさんには感謝しかありません。
■この記事を書いた人■
社労士事務所Extension代表・社会保険労務士 高島あゆみ
「互いを磨きあう仲間に囲まれ、伸び伸び成長できる環境で、100%自分のチカラを発揮する」職場づくり・働き方をサポートするため、社会保険労務士になる。150社の就業規則を見る中に、伸びる会社と伸びない会社の就業規則には違いがあることを発見し、「社員が動く就業規則の作り方」を体系化。クライアント企業からは積極的に挑戦する社員が増えたと好評を得ている。
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