「若手とは話が通じない。彼らからすれば、ベテランに何を言っても無駄とか思っているんだろう・・・」
職場でコミュニケーションを図る目的は、仕事をスムーズにやっていくためです。決してむやみなご機嫌とりではないし、相手の意向を聞きすぎる必要もありません。
仕事の改善ポイントのヒントを得るべく、純粋な好奇心から質問から始めればいいのです。
とはいえ、「やることがいっぱいで心に余裕がないし、いざ話しかけようにも何を話せばいいのか、相手も身構えるので表面的な話になってしまう」といったお悩みもあるかもしれませんね。
そこで今回は、職場でコミュニケーションを図るポイントについて詳しく確認していきたいと思います。
職場でのコミュケーションの7つのポイント
職場でのコミュケーションの7つのポイントとは、実は「就業規則の7つのポイント」とイコールです。
上司、同僚、部下の間で「採用」がどうの、「雇用区分」がどうした、「労働時間」はどうなんだ、ということを話すのか?
ずばりその通りです。
相手が現場でリアルに感じていることを聞ける、良いきっかけになります。現場の実情がわかれば、仕事をやりやすくするため、ひいては会社を伸ばすための道筋を現実的かつ具体的にたてることができます。
たとえば、下記のような具合です。固く考えず、ざっくばらんに聞いてみましょう!
「今度の採用、どんな人が入ってきてくれると現場は助かるの?どこの部署で人出が足らなくて困っていると思う?」(採用)
「パートさんと仕事の分担できている?みんな早く帰れている?」(雇用区分)
「最近朝、お客さんからの問い合わせで慌ただしそうだけど、始業時間もう少し早かったらスムーズにいく?」(労働時間)
相手との共通点を探そう
よく言われているコミュニケーションのファーストステップは、相手との共通点を探すことです。
立場、年齢、性別、趣味など社員との違いばかりに目が行くと、「何を話していいのかわからない」と戸惑ってしまいがちです。
せっかくだから深い話を、と気負いすぎる面もあるかもしれません。
けれど職場のメンバーとして一番の共通事項は「職場環境」、会社そのものです。そこで「就業規則の7つのポイント」を会話の糸口にすればスムーズです。就業規則の7つのポイントは現場の現状分析の重要項目でもあるからです。
少なくとも「何を話せばいいのやら・・・」と、微妙な沈黙がただようムードに悩むことはなくなると思います。
■この記事を書いた人■
社労士事務所Extension代表・社会保険労務士 高島あゆみ
「互いを磨きあう仲間に囲まれ、伸び伸び成長できる環境で、100%自分のチカラを発揮する」職場づくり・働き方をサポートするため、社会保険労務士になる。150社の就業規則を見る中に、伸びる会社と伸びない会社の就業規則には違いがあることを発見し、「社員が動く就業規則の作り方」を体系化。クライアント企業からは積極的に挑戦する社員が増えたと好評を得ている。
■提供中のコンサルティング
■顧問契約・単発のご相談を承っています
■役に立つ無料コンテンツ配信中
■ブログの過去記事