後継者が今いる社員の協力を得てさらに会社を伸ばしていくには、社長の在任中に経営経験や評価・判断基準を後継者へしっかり伝えておくことが必要です。
しかし後継者が先代の判断基準をしっかりと身につけられないまま経営のバトンを引き継ぎ、社員の協力を得られずに、業績を低迷させるケースも多く見受けられます。
社員の最大の関心事は、自分に対する「評価基準」。
先代と後継者の人事評価基準が違うと、社員は混乱し、処遇や賃金への不安から集中して働けなくなることも。
そこで3か月集中コンサルティングで、社長の「評価基準」を整理し、社長と後継者の間で人事評価基準の共有を目指します。
【図解】社長の評価基準を後継者に伝えるタイムライン
とはいえ、社長が無意識に行っている人事の「評価基準」はこれまでの経験知によるところも多く、いざ後継者に伝えようとしてもなかなか言葉にできなかったり、ノウハウ化できず、伝わりにくいものです。
そこで当事務所代表・社会保険労務士の高島がファシリテートしながら、社長からお話を伺いながら評価基準を明確に言語化し、社長の判断基準を後継者が引き継げるようバックアップいたします。
また後継者がこの評価基準を会社からのメッセージとしてスムーズに浸透させることできるがよう、必要な活用手順を検討します。
1.社員を評価する要素が整理できる
2.評価基準を抽出できる
3.評価と報酬の連動について留意点がわかる
4.どのように人事評価を下すべきか?後継者に伝えるべき判断基準がわかる
後継者が社長の判断基準を引き継いだことで、溝が出来つつあった社員との関係を変えることができた会社があります。
――製造業A社の事例――
後継者の判断によって生まれる課題と悩み
社長の考え方・判断基準
判断基準を共有した後の変化
ステップ1|ヒアリングによる現状把握
【第1回目】後継者へのヒアリング(個別ヒアリング)
・後継者が抱える課題や悩み、その元になる考え方・判断基準のヒアリング、棚卸し
【第2回目】社長へのヒアリング(個別ヒアリング)
・社長の考え方・判断基準のヒアリング、棚卸し
ステップ2|共通認識を持つ
*第3回目以降は社長・後継者同席のコンサルティング
【第3回目】判断基準の違いを相互理解
【第4回目】判断基準の元になる「考え方」の共有
ステップ3|理想的な状態を明確化
【第5回目】理想的な状態を実現するために必要な考え方、判断基準の明確化
【第6回目】実践にあたっての留意点を共有
コンサルティング全6回 330,000円(税込)
*遠方(近畿圏外)で、当方からお伺いする場合には、別途交通費のご負担をお願いします。
*インボイス請求書発行しております。
*ステップ1(コンサルティング全2回)を実施後、ステップ2~3の実施をご判断いただくことも可能です。
その場合の価格は
「商品のこだわり」に悩む後継者
コンサルティングで明らかになった社長の考え
社長の判断基準を引き継いだことで対応が柔軟に
【後継者より】
評価や賃金について、親子間ではタブーの話題だったが(触れると社長の逆鱗に触れる)、第三者を介入させたコンサルティングの場で客観的に話すことができて良かった。
【社長より】
これまでの評価の仕方や給料の決め方は、今の時代と合わないのではとの懸念や、法律面でも心配があった。だが後継者から指摘されても「専門家でもないくせに」と感情的なやりとりになることが多かった。専門家のリードで現状をフラットに検討できたのでよかった。課題もよくわかり、これからの不安感も軽減された。